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三重県桑名市の漢方薬局。不妊(子宝)、自律神経失調症、更年期障害、アトピー、皮膚疾患、ガン相談など。

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〒511-0811 三重県桑名市東方327-3 ルラージュ1F

不妊症(漢方薬の話)infertility

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不妊漢方アドバイザー認定店

不妊症(漢方薬の話) / 黄体機能不全 / 高プロラクチン血症 / 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) / 子宮内膜症 / 男性不妊 / 婦人科での不妊検査 / 不妊症の妊娠症例 /


不妊でお悩みのご夫婦へ

さまざまな検査を受けたり治療をしたり、不妊治療が長くなるにつれて、『どうして私たちには赤ちゃんが授からないんだろう。』と深くお悩みのご夫婦は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
なかには、何度、移植しても妊娠できない方や採卵すらできない方もいらっしゃることでしょう。
もし、あなたが不妊治療に行き詰っていたり、年齢的にあきらめようと少しでもお考えでしたら、あきらめないで下さい。生活リズムを見直すことや不妊に特化した漢方薬で体を整えることで妊娠力は高まります。まだまだ、できることはたくさんあります。あきらめないで希望を持って頂ければと思います。

不妊漢方アドバイザーとしてこれからも少しでも多くのご夫婦に喜んで頂けるようにサポートしていきたいと思っております。このページは『不妊症と漢方薬』について書きましたが、その他に不妊症のページをリンクしてありますので参考にして下さい。

元気な赤ちゃんの誕生を心から祈っています。


不妊漢方へのこだわり

妊娠しやすい身体づくりをするためには、不妊の原因になっている体質を見極めることからはじまります。
例えば、冷え症、寒がりの方には体を温める漢方薬を、生理痛が強い方や生理血に血塊が混じる方には血流を促進する漢方薬を、低血圧、疲れやすい、立ちくらみがある方には気血を補い体力をつける漢方薬を飲んで頂くだけでも妊娠しやすくなって頂けます。
ただ単に漢方薬を飲んでいてもダメ!一人一人の体質を見極めてその時その時必要な漢方薬を飲むことが妊娠への近道になります。
漢方療法のなかでも、今大きな注目を集めている『不妊漢方周期療法』というものがあります。
『不妊漢方周期療法』はよりレベルアップした漢方薬の飲み方で妊娠率を高めています。(『不妊漢方周期療法』:下記に詳しく載せてあります)
また、併設しています修徳治療院で不妊鍼治療をして頂く事もできます。

【女性の身体のリズムに合わせて漢方薬を飲み分ける
『不妊漢方周期療法』で効果が上がります。】

『不妊漢方周期療法』とは、月経周期に合わせて漢方薬の配合を変えて服用する治療法です。
女性のからだは、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期によって異なるホルモン分泌や身体の状態があります。月経期、卵胞期、排卵期、黄体期とそのときに必要な漢方薬を飲み分けることで、女性本来の身体のリズムを自然に取り戻し、体調を整え、成熟度の高い卵子をつくり、グレードの良い受精卵、着床しやすい子宮内膜をつくり、妊娠が継続できる健康な身体をつくる治療法です。
漢方修徳薬局では、『不妊漢方周期療法』を積極的に取り入れ多くの方に妊娠して頂いております。

※『不妊漢方周期療法』は全ての方に適応するわけではありません。
まずは、基礎体温表をご持参頂き漢方相談にお越しください。

【漢方療法は人工授精や体外受精の成功率を高めます 】

婦人科でのホルモン療法や人工授精、体外受精は大変優れており多くのご夫婦が赤ちゃんを授かっています。漢方修徳薬局でも率先して婦人科での治療をおすすめしております。
しかしながら、高度生殖補助医療でもなかなか妊娠できない方もいます。人工授精を漠然と繰り返ししている方、なかなか採卵ができない方、胚盤胞まで育たない方、着床しない方は漢方薬の併用を考えて頂ければと思います。
女性の体質改善を重視する漢方療法の特徴は、良質の卵胞、子宮内膜、受精卵生成の手助けができることです。その結果、妊娠率を高めています。実際に、何回も体外受精をしても妊娠できなかった方が、漢方療法で身体を整えたとたんに体外受精を成功した症例は数多くあります。なかには、体外受精を再チャレンジする前に自然妊娠する方もいます。
また、漢方療法は流産予防にもなるため妊娠率だけでなく出生率も高めています。
より自然な方法で妊娠しやすい身体づくりする漢方療法は、お母さんはもちろん生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながっています。

不妊体質を改善するための漢方薬

漢方療法では、身体全体の状態をみて、不妊の原因になっている体質を見極めていきます。
不妊の原因のなりえる体質は【腎虚】(腎陽虚、腎陰虚、腎精不足)を主に【お血】【血虚】【肝うつ気滞】【気虚】【痰湿】などがあります。
さらに【腎虚】は、『陽』の不足により冷えや無気力などの寒証が見られる【腎陽虚】『陰』の不足によりほてりや潤い不足などの熱証が見られる【腎陰虚】明らかな寒証や熱証が見られない【腎精不足】などに分けられます。
実際には不妊の方のほとんどは【腎虚+お血】、【腎虚+肝うつ気滞】、【腎虚+お血+肝うつ気滞】など2〜3種の体質がからみあっているため一人一人の体質を見極めてその時その時必要な漢方薬を飲むことが妊娠への近道になります。

下記にタイプ別で書きました参考にして下さい。

腎陽虚(じんようきょ)タイプ

まず【腎陽虚】のお話の前に『腎』について説明します。
ほとんどの方は『腎』と言えば腎臓を思い浮かべると思いますが、東洋医学での『腎』は成長・発育・生殖機能・内分泌機能と深くかかわりがあります。ここでは不妊症についてお話しですので、腎=生殖機能と考えてください。すなわち、腎虚=生殖機能の弱りとなります。女性では卵巣機能不全・黄体機能不全などを意味し、男性では精子減少症、生理無力症、精力減退などを意味します。
35歳にもなると生殖機能は弱り始め【腎虚】体質になってきます(早い方では30歳で弱り始めます)。30歳以上でなかなか子宝に恵まれない方は【腎虚】体質を改善し生殖機能を整えることが妊娠への近道となります。

ここからは【腎陽虚】について書きます。
腎虚の中でも冷えタイプの【腎陽虚】は不妊の中で最も多い体質です。冷え症、寒がりで35歳以上の方は【腎陽虚】タイプと思って頂いていいかと思います。(個人差がありますので30歳でも腎陽虚になります)

《腎陽虚が原因となりうる不妊》
卵巣機能不全、黄体機能不全、AMH値が低い、FSH値が高い、生理不順、無月経、卵胞が育ちにくい、卵子の質が悪い、胚盤胞まで育たない、移植しても着床しない、生理前の不正出血、流産癖、不育症など

《生理の特徴》
月経量が少なめ〜普通、経血色が淡い

《基礎体温の特徴》
全般に体温が低め、低温相が長め、高温相が短い、低温相と高温相の温度差が0.3度以内、高温相の途中に体温がガクッと下がる、高温相への上昇が緩やか、高温相の後半に体温が下がり始めるなど

《全身症状》
35歳以上、冷え症、手足腰の冷え、寒がり、疲労感、足がだるい、腰痛、むくみ、頻尿になりやすい、性欲が少ない、不正出血など

《腎陽虚による不妊に効果的な漢方薬》
【腎陽虚】の大きな特徴は冷えなので、身体を温める温補腎陽作用の漢方薬で身体づくりをします。
温補腎陽作用の漢方薬の中でも鹿茸(鹿の角)、紫河車(胎盤エキス)といった生殖機能(卵巣機能)を高める生薬が配合された漢方薬が特に効果的となります。鹿茸や紫河車で生殖機能(卵巣機能)を高めることで必然的に卵胞の質が上がり、その結果、成熟度の高い卵子、グレードの良い受精卵、着床しやすい子宮内膜をつくり妊娠が継続しやすくなります。体外受精の成功率も上がります。
(商品:鹿茸大補湯、参茸補血丸、オリジンPなど)

※鹿茸や紫河車は【腎陽虚】以外にも【腎精不足】にも有効です。

腎陰虚(じんいんきょ)タイプ

腎虚の中でもほてりや潤い不足タイプの【腎陰虚】は、低温相の体温が高く排卵が早い傾向にあります。

《腎陰虚が原因となりうる不妊》
卵巣機能不全、黄体機能不全、AMH値が低い、FSH値が高い、生理不順、無月経、卵子の質が悪い、胚盤胞まで育たない、移植しても着床しない、不正出血、流産癖、不育症など

《生理の特徴》
月経量が少なめ、経血色は濃く粘っこい

《基礎体温の特徴》
全般に体温が高め(低温相で36.7℃ほど、高温相で37度ほど)
低温相が短い(早発排卵)ため周期が短い。

《全身症状》
35歳以上、頬が赤くなりやすい、手足がほてりやすい、イライラして寝付けない、おりものが少ない、不正出血など

《腎陰虚による不妊に効果的な漢方薬》
【腎陰虚】の大きな特徴は陰液不足によるほてりや潤い不足なので、身体に潤いを与えながらほてりを冷ます滋陰清熱作用の漢方薬が効果的です。(商品名:六味丸、杞菊地黄丸、知柏地黄丸、天王補心丸など)

お血(おけつ)タイプ

血液の流れが悪く、滞った状態を【お血】といいます。【お血】体質の方は生理血にレバー状の血塊が混じったり、経血色が暗紅色だったり、生理痛が強い方が多いです。子宮内膜症、チョコレート嚢腫、子宮腺筋症、子宮筋腫の方は【お血】体質の方が多いです。子宮や卵巣の血流が悪いと、卵子の質が悪かったり、子宮内膜の環境が整わず着床し難かったり、着床しても流産しやすくなってしまいます。流産を繰り返してしまう方や不育症の方も【お血】体質の方が多いです。また、出産することで【お血】体質になってしまうこともあるため第二子不妊の原因にもなります。

《お血が原因となりうる不妊》
子宮内膜症、チョコレート嚢胞、子宮腺筋症、子宮筋腫、多嚢胞性卵巣症候群、流産癖、不育症、第二子不妊など

《生理の特徴》
経血に血塊が混じる、経血色は暗紅色、月経痛(刺すような痛み)

《基礎体温の特徴》
低温相が長め、高温相への移行がスムーズでない

《全身症状》
足先が冷えやすい、のぼせやすい、シミができやすい、しもやけができやすい、青あざができやすい、下肢静脈瘤があるなど。

《お血による不妊に効果的な漢方薬》
【お血】の大きな特徴は血液の滞りや汚れなので、血液の流れを促進する活血化お作用の漢方薬が効果的です。丹参、牡丹皮、桃仁、紅花、三稜、我朮、田七人参などを用います。

血虚(けっきょ)タイプ

漢方で考える『血(けつ)』とは血液の他に栄養分も含んでいます。この血(けつ)が不足した状態を【血虚】といいます。月経により血が不足がちになりやすいですので女性に多い体質です。子宮内膜が厚くなりにくい方は【血虚】タイプが原因のことが多いです。

《生理の特徴》
月経量が少なめ、経血色が淡い

《基礎体温の特徴》
低温相が長め、高温相が短め、周期が長くなりやすい

《全身症状》
冷え症、顔色が悪い、乾燥肌、髪にツヤがない、抜け毛、ツメが薄く割れやすい、眠りが浅い、気分が落ち込みやすい、疲れやすい、立ちくらみ、貧血、低血圧

《血虚による不妊に効果的な漢方薬》
女性は生理で出血しますので【血虚】は女性に多いタイプです。特に子宮内膜が薄い方やクロミッド(排卵誘発剤)の服用で内膜が薄くなりやすい方には当帰、熟地黄などが配合された補血作用の漢方薬が効果的です。(商品:婦宝当帰膠)

肝うつ気滞(かんうつきたい)タイプ

睡眠不足、仕事の疲れ、人間関係のストレス、不妊に対するストレスなどで気の流れが滞った状態を気滞といいます。普段からイライラしやすい、憂うつになりやすい、不安になりやすい、生理前に胸が張りやすい方は【肝うつ気滞】タイプのことが多いです。ホルモンバランスや自律神経を乱しやすい方が多いです。
また、ストレスとの関係がある高プロラクチン血症も【肝うつ気滞】タイプの方が多いです。

《生理の特徴》
周期が早くなったり遅くなったり安定しない

《基礎体温の特徴》
体温の変動が激しい(グラフがギザギザになる)

《全身症状》
イライラ感、憂うつ感、不安感、肩こり、頭痛、月経前症候群(胸の張り、頭痛) 、ストレスがあるなど

《肝うつ気滞による不妊に効果的な漢方薬》
【肝うつ気滞】の大きな特徴はストレス、疲労による気の滞りなので、ストレスを緩和して気の流れを促進する疏肝理気作用の漢方薬や炒麦芽が効果的です。

気虚(ききょ)タイプ

漢方で考える『気』とは生命エネルギーのことで、元気、気力のもととなったり身体を防衛する働きがあります。この気が不足している状態を【気虚】といいます。普段から疲れやすい方、風邪を引きやすい方、胃腸が弱い方は【気虚】タイプのことが多いです。【気虚】タイプの方は妊娠しにくい以外に流産の可能性が高まります。

《生理の特徴》
月経量が少なめ、経血色が淡い

《基礎体温の特徴》
体温が低め、高温相への移行がスムーズでない

《全身症状》
疲れやすい、風邪を引きやすい、胃腸が弱い

《気虚による不妊に効果的な漢方薬》
【気虚】の大きな特徴は疲れやすく、元気・気力がない状態です。体力がないと妊娠しにくいので体力をつけて妊娠しやすい身体つくりをすることが大切です。【気虚】タイプの方には補気作用の漢方薬が効果的です。高麗人参、黄耆などを用います。

痰湿(たんしつ)タイプ

漢方で考える『痰湿』とは体の中に余分な水分がたまっている状態で、脂肪やコレステロールなども含みます。水分があると体が冷えて、子宮や卵巣周辺の「気」・「血(けつ)」の流れが悪くなることから不妊の原因になります。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞などの嚢胞性の疾患の方は【痰湿】タイプが多いです。

《生理の特徴》
稀発月経(月経周期は長め)
月経量が少なめ
おりものが多め

《基礎体温の特徴》
低温相が長め

《全身症状》
太り気味、むくみやすい、身体が重だるい、冬は手足が冷えやすく夏は逆にほてりやすい、おりものが多い、舌に厚い苔があるなど。

《痰湿による不妊に効果的な漢方薬》
【痰湿】の大きな特徴は身体の余分な水なので、燥湿化痰作用の漢方薬やキノコ製剤が効果的です。
また、【痰湿】を除く燥湿化痰作用の漢方薬や利水作用の漢方薬を服用することでHMG-HCG療法で起きやすい卵巣過剰刺激症候群(OHSS)による卵巣の腫れや腹水の予防にもなります。



不妊症でお悩みの方へのアドバイス

  • 身体を温め冷やさないようにしましょう
    身体の冷えは、卵巣や子宮への悪影響を及ぼします。実際に不妊相談にお越し頂く9割以上の方が冷え症です。体質だからとあきらめずにウォーキングやストレッチなど軽い運動から始めましょう。
    また、湯たんぽやカイロで下腹部、内股、お尻、腰のあたりを温めましょう。(ご来店時にご説明致します。)
  • やせすぎも太りすぎもダメ
    女性はやせすぎていても、太りすぎていても生理不順や排卵障害になりやすいです。体重管理も大切です。
  • 睡眠は十分に取りましょう
    不規則な生活や夜更かしは肉体的疲労だけでなく、ホルモンのバランスも乱しやすくします。
    成長ホルモンは夜10時〜夜中2時に熟睡することで分泌しやすいので、早く寝ることを心がけましょう。
  • 男性は冷やしましょう
    精子は熱に弱いので、サウナや熱いお風呂は控えましょう。冷たいシャワーで睾丸を冷やす事をおすすめ致します。

当店で漢方薬を飲んで頂いた方の妊娠症例も参考にして下さい。

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