不妊漢方症例7｜三重県桑名市-漢方修徳薬局

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妊娠症例７　（３０歳）

FSHが高め、子宮内膜が薄めでしたが5ヵ月で妊娠して頂きました。

【今までの経過】

4ヵ月前から婦人科で排卵誘発剤（クロミッド）、HCG注射、黄体ホルモン剤を用いてタイミング療法をしています。排卵誘発剤を飲まないと排卵しにくい状態でした。

【婦人科での診断・検査結果】

卵胞期初期のホルモン値・・・FSH：9.8　、　LH：9.3　、　E2：19　、　PRL18.6
排卵日頃の子宮内膜の厚さ・・・8mm未満

【月経の特徴】

月経周期・・・30日～60日
月経期間・・・5日間
月経血量・・・普通
月経痛・・・・なし～軽い
血塊・・・・・なし

【月経前症候群（PMS)】

胸の張り

【その他の体質】

寒がり、冷え症、イライラ感、憂うつ感、不安感、ストレスを感じやすい、肩こり

【漢方薬を服用してから】

子宮内膜が薄めでしたので補血作用の漢方薬を飲んで頂きました。また、FSHが高めで卵巣機能が弱めでしたので卵巣機能を整える目的で鹿茸(鹿の角)を併用して頂きました。。
漢方薬を飲んで4ヵ月後・・・排卵期の子宮内膜が10ｍｍと厚くなっていました。同時に排卵期の頚管粘液も増えるようになりフーナーテストの結果が良くなりました。
漢方薬を飲んで5ヵ月後・・・排卵期の子宮内膜の厚さは11mmで2週続けて十分に厚くなりました。その結果自然妊娠して頂きました。

妊娠後は安胎養胎作用の漢方薬を飲んで頂き無事ご出産して頂きました。

コメント：クロミッドは優れた排卵誘発剤で排卵障害がある方に用います。ただ、クロミッドには抗エストロゲン作用があるため子宮内膜が薄くなったり、頸管粘液が少なくなるなどマイナス面もあります。補血、活血、補腎作用の漢方薬をお飲み頂く事でクロミッドのマイナス面を抑え子宮内膜や頸管粘液の状態を良くし妊娠率を高めます。

（この方には、漢方薬、鹿茸大補湯をお飲み頂きました。）